今回、ご紹介する本は『JUST KEEP BUYING』著者ニック・マグジューリです。
資産を増やすために必要なのは、複雑な知識ではなく、シンプルな行動です。『JUST KEEP BUYING』は、誰にでもできる行動で、長期的な資産形成を可能にします。
ビビッときたワンフレーズ
”物事を始めるのに最高の日は昨日。次に良いのが今日”
古いことわざみたいですが、いい言葉ですよね。
この本では「一括投資すべきか、分散投資すべきか」の件で書かれていましたが、何事も「今日から始める」が良いですね!
この記事を読むメリット
この記事では、『JUST KEEP BUYING』の大切なポイントを分かりやすく紹介します。この本は特に、貯金や投資について迷っている人や、どう始めればいいか分からない人に役立ちます。この記事を読むことで、以下のメリットがあります
・資産を増やすための具体的なアドバイスが手に入ります。
・お金に対する不安を減らすヒントが得られます。
・投資をどこから始めればいいかがわかります。
結論:できるだけ早く、頻繁に投資する
『JUST KEEP BUYING』は、貯金や投資をどうやってシンプルに続けていくかを教えてくれる本です。詳しくは本書と手に取ってもらいたいですが、様々な視点から検証した結果、できるだけ早く・頻繁(ドルコスト平均法)に投資するが本書の結論となります。長い目で見て資産を安心して増やしていくための大切な考え方を学べます。
貯金と投資のバランスを見つける
この本のタイトル『JUST KEEP BUYING』は、文字通り「買い続ける」ことが大事だという意味です。ここで「買う」というのは、貯金や投資を続けることを指しています。多くの人が「今は投資するタイミングじゃないかも」と待ちがちですが、経済の状況や市場の動きに関係なく、コツコツと続けることが大切だと伝えています。
「貯金」と「投資」のバランスをうまく取ることが成功のカギとなります。以下では、本書の大切なポイントを紹介します。
未来の株価は誰も分からないんだよね!
ポイント1:貯金には限界があるが、投資には大きな可能性がある
多くの人は「節約」や「貯金」に集中しがちですが、ただ節約するだけではなく、収入を増やして投資することが大切だと強調しています。節約には限界がありますが、投資で得られるリターンには限界がありません。たとえば、毎月少しずつ節約するだけでは大きな成果は難しいかもしれませんが、そのお金を投資することで、資産を長期的に増やすことができます。
「節約するよりも収入を増やすこと」
「余ったお金を投資に回すこと」
を提案します。投資のタイミングを計るよりも、とにかく市場に参加し続けることが成功への近道だという考えは、安心感を与えてくれます。
ポイント2:無理しない貯金
「無理に節約しない」ことが大切だと述べています。生活の質を大きく犠牲にしてしまうと、貯金や投資を続けるのが辛くなります。無理なく続けられる範囲での貯金をして、それ以上は投資に回すことが勧められています。
厳しい節約をせず、自分にとって心地よい生活を維持しながら資産を増やすことができるのです。節約は大事ですが、生活の満足感を犠牲にしてしまうと続けることが難しくなります。
毎月10%貯金するぞ!と決めても、支出は大きく変動する月があるからだよね
ポイント3:「ドルコスト平均法」を取り入れる
投資について、「ドルコスト平均法(DCA)」の有効性です。毎月決まった金額を投資することで、価格の変動に対するリスクを減らすことができます。市場の上がり下がりに一喜一憂せず、コツコツと資産を増やすことが大事です。
多くの人が「いつ投資を始めるべきか」に悩みますが、タイミングを計るよりも、投資を続けることが大切だと伝えています。この考え方は、投資初心者にとってとても安心できるものです。
ポイント4:リスクに合わせた投資のやり方
資産をうまく増やすためには、自分がどれだけのリスクを取れるかを知ることが大切です。自分のリスクの許容度を理解し、それに合った投資をすることを勧めています。若い人ならリスクを多く取ることもできますが、年を取ったらもう少し慎重な投資が必要です。
リスクを理解して、それに合わせて投資の計画を立てることで、市場の変動にも落ち着いて対応できるようになります。これが、長い目で見て資産を守り増やしていくための重要なポイントです。
ポイント5:お金を使うことも大事
最後に、「貯金」や「投資」だけでなく、自分や家族のためにお金を使うことも大切だと述べています。資産形成の目的は将来の安心を得ることですが、今の生活を楽しむことも重要です。貯金と投資だけでなく、自分の経験や価値のあるものにお金を使って人生を楽しむことが、長期的な幸せにつながります。
資産形成を考えるとき、どうしても「どれくらい貯めればいいのか」にこだわりがちですよね。人生の楽しみや満足感を忘れずに、適度にお金を使うことも大切です。
本書の「2倍ルール」を使ってお金を使う罪悪感を無くしましょう!
まとめ:『JUST KEEP BUYING』で学ぶ続ける力
『JUST KEEP BUYING』は、貯金や投資に悩んでいる人や、これから資産を増やしていきたい人にとって、とても役に立つ本です。この本の一番のメッセージは、続けることの大切さです。資産形成では、一度に大きな成果を求めるのではなく、少しずつ続けることで、長い目で見て大きな成果を得ることができます。
お金に対する不安がある人にとって、この本は心の支えとなり、具体的な行動の手助けになります。大事なのは、完璧なタイミングを待つのではなく、まず行動を起こして続けていくことです。
本書の目次
第1章 どこから始めるべきか?── お金がない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由
第2章 どのくらい貯金すればいいのか?── 思っているほど多く貯めなくても大丈夫
第3章 こうすればもっと貯金できる── パーソナルファイナンス最大のウソ
第4章 罪悪感なしでお金を使う方法── 「2倍ルール」と充実感の最大化
第5章 収入アップに合わせて生活レベルを上げるのは、どれくらい許される?── 世間で思われている以上に、給料が増えた分、豊かさは享受できる
第6章 借金はすべきか?── クレジットカードの負債が必ずしも悪ではない理由
第7章 家は借りるべきか買うべきか?── 人生最大の買い物をどう考えるか
第8章 頭金を貯める方法── なぜ「時間軸」が大切なのか?
第9章 いつリタイアできるか?── 一番大切なのは「お金」ではない
第10章 なぜ投資すべきか?── お金を増やすことが重要な時代になった3つの理由
第11章 何に投資すべきか?── 「富への唯一絶対の道」は存在しない
第12章 個別株は買うな── 個人投資家を焼き尽くす投資哲学
第13章 いつ投資すべきか?── なぜ早いほうがいいのか
第14章 安値を待つべきではない理由── 神でさえ「ドルコスト平均法」には勝てない
第15章 投資が「運」に左右される理由── と、なぜ「運」を気にしすぎる必要がないのか?
第16章 相場の変動を恐れるな── 投資で成功するための「入場料」
第17章 暴落時の投資法── パニック時でも平静さを保つメンタル
第18章 いつ売ればいいのか?
第19章 資産が増えてもお金持ちと感じられない理由
第20章 一番重要な資産
コメント