今回ご紹介する本は喜多川泰さんの「上京物語」僕の人生を変えた父の五つの教えです。
小説×自己啓発なので、ネタバレしない程度にご紹介します。
あらすじ
主人公の『祐輔』は高校を卒業し、東京の大学を目指し1年間の浪人生活を終えた後、上京するお別れ時に父から渡された1冊の本。父が自ら描いた本であった。その本の主人公は自分を同じ名前だが簡単な漢字の『祐介』。本の中の祐介は自分と同じ「成功者になりたい。金持ちになりたい。自分の好きなものを買って…大きな家に住んで…」
上京する新幹線の中で父から渡された本を読み成長する物語です。
改めて読書のすばらしさを感じたな〜
ビビッときたワンフレーズ
”成功する人は今この瞬間からでも、やりたいことを始められる人なんだよ。”
私自身、やりたい事があっても
時間がない
お金がない
経験がない
とできない理由を探しては、挑戦を先延しにしていた経験があります。
読後の感想
本書を読んで私なりに3点にまとめてみました。
1.自分の軸を持つこと
物語の中で父が教える大切なポイントは、「自分の軸を持つこと」です。他人の意見や流行に流されやすい現代社会ですが、物語の中では自分の価値観をしっかり持つことが、主人公の成長にとって大切な要素として描かれています。
私も周りの意見に影響されて、自分のやりたいことをあきらめた経験があります。この本を読むことで、「自分は何をしたいのか」「何が大切なのか」を考えるきっかけになるでしょう。主人公が自分の軸を見つけていく過程は、自分自身の人生を見直す良い機会になるはずです!
2.お金を基準にしないこと
父の教えの中には「お金を基準にしないこと」という大切なメッセージもあります。お金や成功ばかりが価値の基準になりがちですが、この物語ではお金だけで判断するのではなく、自分にとって何が本当に大切なのかを考えることの重要性が描かれています。
本の中の『祐介』はお金や世間体を基準に、人生を送っていたため本当に自分のやりたい事をできずに終えてしまいました。父の教えを通じて本当に大切なものを見つけていきます。お金は確かに大事ですが、それ以上に大切なことがあるということを、この物語は教えてくれます。
3.失敗しながら生きる
「失敗」という言葉を聞くと、なんとなくネガティブなイメージがありますよね。でも、この物語では失敗をどう捉えるかがとても重要なテーマです。父の教えのひとつに「失敗を恐れない」というメッセージがあります。
失敗は自分を成長させるチャンスです。どのように挑戦し、失敗を経験し、それを次に生かしていくのかが重要だと認識しました。
4歳の子どもが薪割りに挑戦してる姿を見て
挑戦する勇気をもらいました。
本書の目次
scene1 「祐介」の物語
scene2 父からの手紙
あとがき 父から息子へ贈る本リスト
本書のあとがきに著者がオススメする16冊の本が掲載されてます。
ほぼ読んだ事あるけど、どれもいい本だよ!
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